暴力や殺人はいけないにきまっているけど、宗教２世として人生を奪われたと、いまだに夜うなされている私としては、犯人の方に感情移入してしまいます。
創価学会以上にひどい団体は無いと思って来ましたが、昨日辺りからテレビでも報じられてきた旧統一教会の金集めのえげつなさに吐き気を覚えています。
犯人の男が宗教狂いの母親に人生を狂わされながら、何度も人生を立て直そうと努力して、難しい資格を取ったり努力したのに力尽きたのは、母親がまだ宗教をやめないことや、失われた20年といわれる日本の経済の悪化、停滞の割を食った就職氷河期世代の辛さや、誰か一人でいいからこの人を理解してくれる人はいなかったのかと、自分のことのように悲しいです。
私も学会２世だったことで人生を犠牲にして、絶望して自殺を考えたことも何度もありました。
自分の命の醜さをさらけ出せば「世界が滅びればいいのに」と思ったこともありました。犯罪者にならずに済んだのは結婚できたからです。（女の逃げ道です。）
誰かが「事件を起こすのは男性ばかり」とか言っていましたが、男の人は結婚に逃げるという手段が無いから、女の人よりも破滅的になるのかも知れません。
旧統一教会と政治家の闇は、今回の事件が無かったら表には出なかったと思います。きちんと捜査して、宗教団体のお金に対するなんらかの規制をして欲しいです。
宗教絡みでなくても、労働者の半分もが非正規雇用に甘んじて食いつなぐのに精一杯で、来年の保障も無く、結婚を考えることもできないのが今の日本です。
先頃の調査でも若者が「デートもしない、興味も無い」って夢も希望も持て無い国を放置してきた結果です。政治家とか、上級国民の人は踏み付けられている人達にも心が有るとは思わないのでしょうが、働き蜂がいなければ女王蜂が働くように、上級国民の生活も維持できなくなります。
日本人の我慢強さにあぐらをかいた政治は終わって欲しいです。
これからは人生に絶望した［道連れテロ］が増えるような気がします。
本当ならば人の心に寄り添うはずの宗教が金を奪い、労働力を奪い、家族関係を破壊してボロボロにしていく怖い世の中です。
