自分の心に正直でいたい。

学会2世⇒法華講⇒日蓮界隈を卒業して、普通の日本人になりました。

人材グループの後遺症。

子供の頃に人材グループにされ、激しい指導を受けました。

「夜夢を見るか?

夢を見るというのは、眠ることに集中していないからだ。今日からは、

『私は夢なんか見ないぞ。

広宣流布の為に眠ることに集中するぞ!』

と自分に言い聞かせて眠りなさい。」

と言われました。

「夜夢を見ることすら広宣流布の為には無駄である。」

子供の夢の中まで支配されなければいけない宗教て・・・。私の現実は厳しかった。親の虐待から逃げられるのは、夢の中だけでした。夢の中で亡き祖母に会うことだけが支えでした。その夢さえ奪われました。

 

その頃の訓練の後遺症で、今でも何かをしようとすると【完璧】を目指してしまうのです。当然疲れます。今は誰も私に【完璧】な成果など求めていないのに、クタクタになっても【完璧】を追求してしまう。

 

『三つ子の魂百まで』と言いますが、私の中から、人材グループで叩き込まれた

「何の為」

広宣流布の為」

「池田センセーの為」

為為為!

何にでも理由付けされ、自分でも何にでも理由付けしてしまう癖は抜けません。

人気アニメで【全集中】とかいうセリフがありますけど、あれは勝負所の一瞬のことだからできることで、24時間・365日・全人生で【全集中】していたら燃えかすになります。

 

・・・・・

 

意思に反して長年疲れる夢を見てきました。

目の前に高さ100メートルはある垂直の壁が立ちはだかっている。逃げたくても右も左も無限に壁があって、そこを登るしかないんです。登っては落ち登っては落ち。来た道を引き返す選択は無いので、目が覚めるまで登っては落ちました。

またある時は、こんな夢を見ました。

幕張メッセかと思うような広い部屋に、ずらーっと仏壇が並んでいて中に曼荼羅がかけてあるのを見て、

「これは偽物だ。」

「これはダメだ。」

と言いながら、片っ端から見ていくんだけど、全部偽物なんです。でも、夢の中の私は本物を知らないんです。本物を知らないのに、偽物だと感じて倒れるまで本物を探しつづけるんです。

同じ夢を何度も繰り返して見るんです。起きたら疲労困憊です。

徒労です。

【原因結果】を連呼される人生そのものが徒労でした。

 

今の私は本物の本尊など存在しないと、知っています。

日蓮正宗戒壇本尊がそもそも偽物だと知って、本物偽物論争を卒業できてよかったです。