今回社会問題になっている元統一教会では[祝福二世]という言葉があるそうです。両親が合同結婚式でマッチングされて教祖の祝福を受けてから生まれた子供は神様の子供で、逆に祝福二世でも外部と恋愛結婚すると生まれた子供を[サタン]呼ばわりされるそうで胸が痛みます。😭😭😭
私は破門される前の[日蓮正宗創価学会]時代に入信した両親に、勝手に入信させられました。つまりギリギリ福子ではありません。😒
日蓮正宗・創価学会には[福子]という言葉があります。親が入信してから生まれた子供を福子と言います。
『安楽産福子御書』というのを勉強させられた記憶があります。日蓮在世の時の強信者の四条金吾の夫人が懐妊して不安があるので御秘符を申請したらしく、
日蓮は「夫婦共に強信者だからきっと無事に子供が生まれるだろう。御秘符を送るので使者の言う通りに・・・」と細かく手紙に書いてあります。
【夫婦共に強信者だから】というのが肝なのですが、創価学会では両親が入信していれば福子と言っていました。(夫は外部で婦人部員だけが信心している人も多かったのですが、それでも福子だった気がします。)
「創価学会には貧乏人と病人しかいない」と馬鹿にされていた時代ですから、
「福子は自分が大人になるまでの必要なお金を持って生まれて来る。」とか、
「福子を産むと、親が金持ちになる。」とか、
えげつない事を言っていました。
もちろん極貧の私の親は福子を欲しがりました。サラリーマンではない私の親は収入が不安定で、それまでも食うや食わずの生活なのに福子を望んで妊娠しました。
「福子が生まれる。お金持ちになれる。」
と狂喜していた母親の顔を、私は覚えています。😨😨😨
その結果がどうなったかは、ここには書きませんが、一つの家に福子という祝福された子供と、祝福されない子供の二種類の子供がいて差別が起きるだろう事を配慮できるような創価学会ではなく、私の親も自分の子供に配慮できる人ではありませんでした。
創価学会も日蓮正宗も日蓮の残した手紙を御書として、布教や信者教育の根拠にしていますが、交流のあった強信者へのお手紙を700年も後の入信しただけの信者に当て嵌めるのは無理があります。
『無上宝珠不求自得』
という言葉も、私の親や学会の幹部から聞いた事がありますが、[思いがけず臨時収入があった]とかのくだらない時に使っていました。
安楽産福子御書を読むと、[これから生まれて来る法華経を継ぐ子供]が無上宝珠なのだと思いますが、即物的な功徳を求めていた昭和の学会員の悲しいところです。
私の両親の人生は残り少ないですが[一発逆転満塁ホームラン]は起きそうも無いですし、
「来世が幸福である証明として、晩年の5年は他人が羨む境涯になる」