気楽さんがリツイートしている
・change.orgの署名の呼びかけ
に感じたこと。
日蓮正宗では、
・青年得度者と
・少年(12歳、小学校卒業)得度者
の2種類の募集がある。
青年得度者の場合は、高校卒業する年齢以上なので、ある程度自分の考えができている職業選択と言えるが、12歳の子供は自分の意思もなく、親の信仰の為に僧侶見習いになる訳で、本人の信教の自由も、職業選択の自由も奪われていること。
本人が成人して還俗した場合、通常の教育を受けていないことや、社会経験の不足、履歴書に日蓮正宗の見習い小僧さんだったことを書くことが足かせになる。(修行から逃げた半端者と思われることは想像できる。)
等、人生に多大な負の影響がある。
これは深刻な児童虐待であり、人権侵害だと思う。
少なくとも、大石寺は少年得度者として12歳の子供を預かる以上は、
・高校卒業させる
・一般の大学(立正大学等)進学希望者には、その支援をする
・17歳(以前)で、僧侶になりたくないという意思表示をした者には、大学進学や就職等で、責任を持って支援することが最低限必要だと思う。
・これからは12歳の少年得度者は募集しないとか、時代にあった改革が必要だと思う。
(末寺住職の子息でも、18歳までは親の元で基本を教えて、最低限の僧侶という職業を理解してから得度とか、僧侶の子ではない一般家庭の子であれば、大学の仏教学部の卒業者が得度するのが望ましい。)
「妻帯肉食」が許された時点で、僧侶というのは聖なるものから、単なる職業になった。職業である以上は、教育・福祉・労働関係の法律に従うべきだろう。
あの『紅白歌合戦』だとて、児童(義務教育以下の子供)が出演できる時間は制限されている。
12歳の子供を軍隊式に僧侶にするとは、今の時代には許されない。
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私が若かった頃に大石寺に登山した時に、くりくり坊主の所化小僧さんが二人、学校の宿題のワークブックを持って、(大客殿だったかな?)で、宿題をやって、勤行をしていたのを見て、同じ年頃の子供は親に甘えて、学校から帰ると自分の部屋で音楽を聴いたり、ゲームをやったりする年頃なのに、この小僧さん達は、義務教育に行く他は住み込み修行なのだな?と感心した一方不憫になった。
その後、末寺の一番若いお坊さん(所化さん?)に感じたことは、先祖の塔婆供養を依頼した時に(お寺の助けになればと思って、余分の御供養も付けて何本か塔婆を依頼したら)、
「何で1本にしないんだよ。書かされる方の身になれよ!」
と怒鳴られて嫌な思いをした。(あのような気持ちで書かれた塔婆では先祖の回向にはなるまい。)
創価学会を辞めて法華講になった時の、末寺の所化さんはやる気がなかった。
多分、嫌々得度させられたのだろう。
日蓮正宗では、僧侶に対する信者のへりくだりは凄まじい。よくもまあ、ここまで『御僧侶』を持ち上げるものだと辟易した。
信者は僧侶を敬わなければいけないなら、それなりの水準の僧侶を育成して欲しい。
(いつも書いているが、先祖供養の塔婆の文字が汚いのはがっかりする。
「さすが、徳のある僧侶の文字は美しい。」
そう思えるような筆文字は最低限の素養だろう。
法主なのにペン習字みたいな筆使いなのは、信者に対する怠慢と言える。)
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12歳で本人の意思に関係なく僧侶見習いにさせられるのは児童虐待、人権侵害だと思う方は、小田切清隆さんのchange.org署名に参加して欲しい。
生まれて間もなく創価学会の信者にされた、創価学会二世・三世等の救済される法律が欲しい。18歳未満の子供が親に宗教を強制されるのは虐待だと思う。