偽書を書いた一人の人間のせいで、後世の多くの人が道に迷い、日蓮の人間性まで賎しく捩曲げられるのだ。
私は、日蓮が六人の弟子に等しく法を託したのに唯授一人(日蓮正宗の法主のみに日蓮の魂が宿る)だの、
戒壇本尊のみが正しく(本尊の中に日蓮の魂が入っている)、他の日蓮宗派の本尊は拝むと堕地獄だの、
昔の日蓮直筆の本尊は魂が抜けているので、日蓮正宗の法主が魂を入れ直さないと拝んではいけないだの(宗祖日蓮よりも、歴代の大石寺住職の方が法力が上?)
他の日蓮宗では堕地獄だの、
(本尊曼荼羅に多くの神を勧請配置しておきながら)それらの神を奉る神社の鳥居をくぐってもいけないだの、
(日蓮が釈迦仏を恋慕して、釈迦仏像を大切にしていたのに)仏像は謗法だの、
私は、およそ日蓮の思いとかけ離れた邪義邪説を主張する日蓮正宗の、さらに下部団体創価学会の末端信者の子供として、人生を奪われたと思っているが、日蓮の名前を被った詐欺師が信者を騙す為に、偽書を重用する現実を見れば、影響力のある宗祖の御文を偽造することの罪は大きいのだ。
日蓮が何を考えていたのかを正しく知ろうとすれば、学者にしろ、信者にしろ、
【正真正銘日蓮が書いた物】を手がかりとするべきで、後世の人々の判断を誤らせる偽書は、どんなに日蓮の文章に似せた名文でも排除されなければならない。
日蓮が重要な御文を富木殿に保管を依頼して、中山法華経寺が厳護してきた事実を、日蓮正宗も創価学会もよくよく考えるべきである。
他の日蓮門流を名誉毀損して、嘘の上に信者を増やし、建物を増やしたところで、日蓮が望む広宣流布をどんどん遠く儚くしていることを、偽書重用の日蓮正宗と創価学会は反省するべきだ。